直毛で硬すぎる髪の毛に愛を込めて
僕は固定の美容室に行くのはなく、雰囲気を変えるためにも、毎回違う美容室を訪れている。
スタイリストさんに、出来上がりのイメージはある程度伝えるのだが、基本はオススメでお願いしている。
スタイリストさんによって微妙に完成の雰囲気が違うからだ。
ある程度カットが入り、お互いの緊張もほぐれてくると(毎回スタイリストさんが違うからいつも初対面)
必ずあることを言われる。
「お兄さんの髪の毛って、直毛で硬いですね?」
(また言われた。)
最初のうちはそこまで直毛のことを気にしていなかったのだが、海外旅行が趣味の筆者にとって
外人のサラサラに憧れており、直毛をコンプレックスに感じてしまう。
(僕の勝手なのだが、、、)
こんなこともあった。
高校時代は野球に打ち込んでいたため、髪型は坊主一択。
バリカンを購入し父親に坊主にしてもらっていたが、
見栄っ張りな筆者は最後の夏の大会前だけ、美容室に行って、プロの手で坊主にしてもらった。
(見栄を貼りすぎて恥ずかしい)
そこで、事件は起こった。
ウィーン、ウィーンと髪の毛が順調に刈り取られていくのだが、その途中で
ガァザガガザ、、、
なんと、髪の毛が硬すぎて、バリカンの歯に詰まってしまったのだ。
なんとか詰まったバリカンを取ることはできたものの、再起不可。
僕の髪の毛が有能な電化製品を壊してしまったのだ。
(申し訳なさすぎて顔を上げることができなかった)
僕の髪の毛は直毛で硬い。
でも、僕はこの髪の毛のおかげで、モンチッチと呼ばれ、みんなの笑いを取ることができる。
バリカンを壊した話もこうやって記事にできる。
直毛で硬すぎる髪の毛に僕は愛がある。
ハゲにはなりたくない。